■■■ サーキット便り。2005
ブラジルグランプリ
金曜日!

天候=曇り 気温=とっても涼しい 現場感=アクセク状

 

 我らが日本の星である佐藤琢磨選手の所属するBAR HONDAチームが、来期のドライバーズラインナップを発表した。ジェンソン・バトン選手とルーベンス・バリッチェロ選手だ。そこに佐藤琢磨選手の名がなかったことは、熱心なF1ファンの方々ならずとも多くのメディアで紹介されたのでご存知だろうか。

 急転直下だったのか、はたまた予定事実だったのかは今後の取材によってより正確に報道されるのであろうからここではそれを掘り下げることはしない。伝えるのは事実だけにしよう。
 「来シーズンの琢磨選手のシートはあるかも知れないけど、交渉中でまだ決まってない!」これが事実。
 ジョーダン、ウイリアムズ、フェラーリ、等々ほか「えーマジでえ」的な噂もあるけどさ。


 それにしても、ホンダさんなどへの苦情や非難のメールや電話が凄いらしいです。
 注目していたからこそなんでしょうけれども、そんなことしても何も変わらないから止めようね。
だって、今回の件でいちばん驚いているのは当のホンダさんらしいですから。
あれほどかたくなに「バトンの所有権」を主張していたウイリアムズがまさか!
というのは、関係者一同の実感としての驚きでした。


 ブラジルのフォトグラファーズルームでーすv
 ここは「ギュウギュウに詰め込まれた」感じのする部屋でございます。
 例年暑さの厳しいブラジルでは、セッションが終るとカメラマン達の肉体から香る「カブトムシの腐った匂い」が名物だったのですが、今年は涼しいので快適です。
 南半球だから、これから春になる季節なんだけど地元の人に言わせると「まだ冬、時々春」って感じらしい。
 これで冬かあ。気温は23〜5度とかあるけどねえ。日本の残暑の逆だから残寒ってか?

 木曜日に行われた定例の「佐藤選手合同記者会見」には、およそその日にいた日本人ジャーナリスト及びフォトグラファーが全員集まりました。んま当然ですが。

 僕が聞いていて印象に残ったコメントは「正式にドライバーラインナップを聞いたのは水曜日(つまり前日)でした。アンドリューから聞かされました」という部分。大変驚いたとのこと。でもこれが現実だ。
 「来年、サードドライバーとしてBARに残ることはないです。レギュラードライバーのシートを確保する方向で頑張ります」「それよりも、凄く楽しみにしていて大切な鈴鹿と残りのレースに全力を傾けたい。」

 ということだから、あとはマネージメントのアンドリューに全て任せて、レースに集中したいと言うことなのだろう。ホンダのエンジニアさん達が「残り三戦。できることは全てやり尽くします。」って力強く言ってくれたのが救いでしたねえ。

 ブラジルのピットは狭くて、通常のサーキットだとピット内に隠れて見えにくいものが外に出てきていることが多いんですよ。写真のマクラーレンの「ヘッドセット&本体充電&格納庫」もそうして外にはみ出ちゃったみたい。全部で100台、整然と並んだ収納状態は全F1チームの中でも美しい方ですわ。
 ちなみに、サポートメーカーのケンウッドのスタッフは全員日本人。お疲れさまですう!
 「今回もチームは調子いいらしいです。昨日も3時に帰ったし。余裕もありますわ。チャンピオンをなんとか取らせたいですねえ」と。
  そして「けんさわさん、掲示板とか大変そうですねえ。頑張って下さいよ!」と逆に応援のお言葉貰ったりして。泣けますわ。「あ、掲示板ってああいうものなんで、気にしてないっす。課長に怒られた部下が、言うに言えない文句を書き込んだりするのに似てますよねえ。」なんて苦しくも応えたりして(笑)

 ちなみに、ロン・デニス氏のヘッドセットは、一等席の左端の最上段にございました。


 これもはみ出ちゃった「フェラーリだけのために、BSさんがご用意させていただいたタイヤバランサー」
 使用済みのタイヤをもう一度使う前にホイルバランスを取り直すわけですが、フェラーリだけは全チーム中唯一ピットでその作業ができるのであります。パチパチパチパチ。
 でも、こんかい出てきちゃったこの場所はなんとピットロード。
 フェラーリのピット&パドックは1番はじっこ(前年のランキング順にピットは並んでいる)、裏にスペースがないのよ。だから大方のチームが裏にはみ出すところを、表側に出てきちゃうのよねえ。

 ウイング固定のネジ穴とかをカバーするステッカーもちゃんとカーボン模様なのね。細かいところまで気を使ってますなあ。たいていの場合はこのステッカー「クリアー(透明)」のものだったりするんだけどね。

 じゃじゃーん。マネして見ましたー。作って見ましたぁー。高かったですう(笑)
 いよいよ(っていうかやっと?)マネした「2階建てフロントウイング」を持ち込んだミナルディー。
 開発費あるんじゃん(←失敬ゴメン)。
 タイプとしてはルノー式ですね。でも本物と形を比べるとかなり違うのよ。線の工夫がねえ。

 お客さん。ここ近年では有数の不入りですぅー。寒いから?天気いまいちだから?
 ブラジルと言えば、木曜から押すな押すなだったもんだけどなあ。
 鈴鹿的な「やばいよ、人が多すぎるよ」っていうこともあったのになあ。
 日曜の朝7時にサーキットインしたら、バックストレートのスタンドがギュウギュウに満員で、感動して泣けたこともあったけどなあ。

 日本グランプリがこんな状態になる日が来たら嫌だなあ。
 だから、どのチームでのいいから、佐藤君にはとにかくレギュラーで乗って欲しいですよねえ。

 突如現れた「マイケルのそっくりさん」
 着ているものなどを総合すると「なーんちゃってシロートそっくりさん」らしいんですけどね。
 きっと自分のお小遣いで衣装を揃えて来たっぽいんですよ。だって、帽子とか日に焼けてたし。
 そして肝心のそっくり度、どーよ???(^_^)

 でも大人気!ですわ。
 ピットウオークのあいだ中記念撮影の希望者が引きも切りませんでしたわ。
 そーいえば昔、鈴鹿にはマンセルのそっくりさんいたよね(^_^)


 ルノーのパドックでは「レーシングシューズ・ペインティング」のパフォーマンス中!
 イラスト通りにペイントしているところをディスプレイしているのです。
 でもね、この子の持ってきたマーカーペンのインクがですね、切れ掛かってまして、塗りながらイラチになっとりましたわ。

 今年からかな?
 インテルラゴス・オリジナルグッズショップ登場!
 まだアイテムは少ないんだけど、ブラジルだけあって結構カワイイ感じ?

 写真撮らせてねー!とカメラを向けるとこのポーズ&笑顔・・・・、和むって。ああ、和んだー。

 





 

 

 で、だ。
 サ便。としては
 「済みませんでしたぁー!ご心配お掛けしましたぁ!」
 です。
 いや、他でもない「9/16問題(知らない人はゴメンね)」ですがな。

 ひと言でいって「まことにまことに、F1らしい混とん結末」でしたねえ。
 今回の9月16日を前後してF1界が激動するシーンを、F1ファンの方々が予想しながら楽しめるように、ああいう書き方をしてサ便。で使った訳ですけど、予想以上に白熱したのには少し驚きました。
 ここではっきりしておきたいのは「イタリア時点では佐藤君の続投は既定事実だった」とオレが思っていたってこと。
いや、ベルギー終了時点ですら「けんさわさん、佐藤君決まって良かったですねえ。9/16は知らないけど、続投ですよ」と聞いていました。

 だからオレとしては今回のバトン残留を知って「急転直下」と感じた訳だけど。
 まったくもって「これもF1」ですわ。
 いつも言っている「開幕戦のグリッドを見るまでドライバーラインナップは信用ならない」という持論があてはまったわけですね。

 それからあの書き方には「9月16日、誤差1週間」という日程に秘められた「境界」は提示できていましたね。
 興味を持った皆さんも、情報を聞くにつれ9月16日前後からの1週間での激動を感じていただけたと思います。イタリアの土曜分&日曜分に書いた言葉は、どれもかなりぼかした表現だったにもかかわらず「〜に決まっている」「〜って言った」と感じた方が多かったようですけど、そういうのも9/16が醸し出すオーラみたいなもの(何かありそう感)が生んだのかも知れませんね。

 たくさんの方々から「けんさわさんのあの9/16ヒントで、いままで他人事だったストーブリーグを凄く楽しめました。」と言った類いの応援メッセージをいただいたことが、僕の財産です。

 そして、掲示板などでの心無い発言などに関してもたくさんのフォローをいただきました。ここで僕の見解を書いておきますね。
 僕は掲示板での「賛否両論」は大好きです。否のほうだって読んでるとなるほどなあと思うこともありますし。でも「氏ね」系のぶっ飛ばし発言は「ああ、このひとストレス発散してるのね」と感じてます。だからまったく気にしてません。ご安心を。

 

そして「9/16」「大切な日に」「なりそうですよ」「良い方の」でも「誤差1週間」「確度80%」「油断大敵」「契約も買える」など、提示したキーワードは正確だったと思っております。

それにしてもなあ・・・・