■■■ サーキット便り。2005
カナダグランプリ
金曜日

 

 

 今年の金曜日としては「満点」のギャラリー数で始まったカナダです。
 日中の天候も素晴らしく、お客さん達のボルテージもなかなか。良いグランプリになりそうな予感もありつつ、でありますな。

 このサーキットは地下鉄の駅から直近で、モントリオールの街から15分程で来られるのでたくさんのお客さんが来ても渋滞知らずだし、なにより便利だからねえ。日本からのツアー客もたくさん来ているようです。
 日中レースを観て、夕方からショッピングっていう日程を気軽に組めるのが良いところですよね。

 その観客達が応援しに来ているのが「我らがカナダ人!ジャック・ビルニューブ!!」
 なにせサーキットの名前からして「ジル・ビルニューブ・サーキット」っていうんだもの。ジャックのお父さんの名のついたサーキット。伝説のF1ドライバーであったお父さんの分も期待されちゃうわけね。
 ものすごい歓迎ぶりは例年同様なんですけど、今年はいつもよりさらに盛り上がっている気がするんですよねえ。

 それでまた印象的なのが、このジャックのご機嫌さ。
 インタビューなどの取材がめじろ押しで、地元のテレビをつけるってーと「ジャック映りっぱなし」っていう状態なんでものすごく忙しいと思うんだけど、ご機嫌なんですわ。

 気まぐれで知られるジャック。でもこの笑顔を絶やさず対応しているところを見ると「なにか思うところがあったのか?」と感じてしまいます。

 「ねえ、ねえ、雨降らないじゃんか。ねえ、雨は???」とピットのクルーに楽しそうに問いかけるの図。
 実は、この週末の天気予報によると「毎日午後〜夕方にかけてサンダーストームの可能性あり」と言われていまして「晴れてても、行きなり夕立みたいな雨が降る」と予想されているんですよ。

 んで、戦々恐々で早めに走行を進めるチームが大半でコース上も込み合ってるんですけどね。
 ここでは「雨が降るから休んでろ!」と言われてたけど、ぜーんぜん雨降らないじゃん!ってことなのね。

 ヨーロッパのタバコ広告規制よりも一段と厳しい規制が敷かれているカナダ。
 タバコ名はもちろんロゴやトレードマークも一切使用禁止。元々のロゴを想像させるだけでもダメなんで、ラッキーストライクの場合「赤丸」だけでもだめなのよ。だからこういう形のサインになってます。ギリギリ狙いを感じますなあ。

 マールボロはこう。
 黒いラインがちょとどーかなあと感じるデザインなのね。
 確かに元々もロゴを意識させないデザインなのかも知れないけど、それ抜きでレーシングカーのデザインとしてどうよと、問いたいのはオレだけ??

 本日の「やっちまった大賞!」ルーベンス・バリッチェロ選手。
 エンジンの吸気口であるインダクションポット(ヘルメットの上)に、送風機が入ったままでピットアウトしちゃったんですなあ(ioi)

 これ、はっきり言って怖いっすワ。
 エンジンが必要とする空気が入ってこないんだもの。エンジン壊れるって。
 ピットアウトしてすぐに「加速しない」事態に気がついたルビーニョ、チョースロー走行で戻って行ったけど、原因にはこの時点で気がついていないんでしょうなあ。

 そんでこの物件。
 ストップアンドゴーの典型的なレイアウトのここでは、ブレーキに多大な負担がかかっているのね。
 だから、フルブレーキングポイントのヘアピンでスピンしちゃったダレインのマシンのブレーキは、あっという間に燃え始めたんだよねえ。

 モクモクと出ている白煙は「カーボンブレーキが、まるで炭火のようにメラメラ燃えている」状態。
 すぐに走行復帰したから冷えて消えただろうけど、あのままほっとくとブレーキ火災になるんです。

 消防士さんヘルメットに、サインをコレクターしているのね。

 

 さて、金曜夜は「F1速報、読者作文コンテスト(本名は違うな)‘私とF1’」最優秀賞受賞者のご夫婦(新婚だ!)と夕食を共にさせていただきました。ありがとね。