■■■ サーキット便り。2005
MONACOグランプリ
日曜日

 

 レースはさ、面白かったね。
 随所で繰り広げられる「抜けない現象」と、それをなんとかやっつける勇士って感じ?
 観客達も盛り上がりやすいレースだったんじゃないのかな。

 伝統のモナコグランプリ。
 ゴールの瞬間、ハーバーに留められたたくさんの客船の汽笛が鳴り響いた。

 が。
 全く同時期。表彰台の写真を撮るために並んでいたカメラマン(世界中からの選りすぐりのGPカメラマン(^^;)達が一斉に撮影台に走り出す。待合場所から撮影台までの距離は約40メートル! 撮影台の入り口は狭く、走り込んだカメラマン達がボトルネックの餌食となって凄い混雑となる。それを横目で見てあざ笑うように撮影台の横からよじ登る男達がいた。日本人のKカメラマンとOカメラマンであった。

 特にKカメラマンは撮影台に登った上に、撮影台のさらに上に登るという無謀さを見せ、世界中のカメラマンを見下ろしていた。「ふふふ、ここからならパルクフェルメも表彰台も一望。完ぺきな撮影、それがオレのテーマ」なんて考えてたに違いない。

 ところが、ところが、ところが
 優勝のキミ・ライコネン選手はシャイ。
 せっかくの優勝なのに伏し目がちで、上のさらに上に陣取ったKカメラマンの上からの角度では表情を捉えるのが撮っても難しい・・・。

 上に登りゃあいいってーもんじゃねーなー(泣)

 

 

 今年はニースの駅前に泊まってます。
 通勤路は主に「高速ルート」「海岸沿いルート」「国道N7ルート」の三種類あるんですが、海沿いは込むし、入り組んだ入り江をそのまま通るんで距離的にも遠い。高速は、ニースからもモナコ側も街から高速までが遠くてけっこう時間がかかるっていうことで、我々は毎日N7ルート。調子がいいと30分くらいの道程なんですけど、モナコに入ると込むので結局50分位かかってます。

 ちなみに、電車が便利で、所要時間25分とのこと。

 モナコの街に入ったビューポイントから。
 毎朝どんよりと曇っていましたが、9時を過ぎると晴れるという毎日でした。
 ちなみに、写真で見えている街が、ほぼモナコの全てです。

 こういうポスターも、そして驚くことに発行された雑誌も全ての「タバコロゴ」が消されるのよね。
 雑誌は大変だわ。なんせF1はタバコのロゴだらけだからねえ。通常編集ページは、タバコのロゴを巧くトリミングして消したり合成して消したりしてるけど、速報ページだと指先ツールかなんかでごしごし消した感じのまま掲載したりしてますからねえ。(後日紹介予定です)

 おおっとぉーエディー・ジョーダンさん!元気そうですなあ。
 この位置からだとズラが・・・(^O^)

 日曜予選直前のカット。
 何を話しているのか。

 今回フェラーリはタイヤウオーマーを廃止。
 予選出走直前まで写真のような状態でスタンバイするんですよね。
 マシンにタイヤ付いてないでしょ?
 普通だと、マシンにタイヤ付けて、ウオーマー巻いてタイヤを暖めてる所ですけど。無いね。

 タイヤはこの「エスカルゴ(フェラーリ内呼称)」に入れてあって、この中で暖めているんですな。
 これ、タイヤウオーマーが「タイヤのトレッド面を主に暖める」のに対して「ホイルごとタイヤ全体を暖める」っていうことらしいんですけど、ちょっと聞いた所では「いいえ、それほどのものではないです。中にタイヤウオーマーと同様の電気毛布状のモノが入っているんです」っつーこと。

 でもさ、出走直前(5秒前とかって感じ)にここから急いでタイヤを出してぇー、マシンに付けてぇー、ナット締めてーって手順が多いので「ウオーマー外して速攻出発」っていうのに比べてトラブル出そうですが。
 でも、予選一発のタイムが出にくい〜つまり走行開始後の初期段階でのタイヤの暖まりが遅いという問題点を少しでもマシにしたいと言う、その心意気は伝わってくるかな。

 「あたしい、旦那に連れられて来たんだけどお、F1とかレースとかってうるさいしぃー、興味ないしぃ」状態のご夫人に敬意を表して撮ってみまひた(^O^)


拡大可能

 手前右側の船が岸壁から離してあるのは、緊急事態の安全確保のためですね。
 そんで手前には「潜水師」の待機するボートも用意されています。万々万一の「F1が海に突っ込んだぁ!」と言う事態への備えは万全!だもんね。

 スタートを撮影した「1コーナー撮影台」のさらに上の欄干に仁王立ちのけんさわですがな。

 この位置に、この体制で立ちまして、両肩にカメラを提げまして、そんで1コーナーに飛び込んでくるF1さん達のスタートを撮影させて頂きました。

 この場所のこの位置で撮り始めて5年位かな? その前は普通に撮影台から撮ってましたけど。

 

 完走後のルノーの左リアタイヤです。
 ぜひ拡大して見て下さいね。
 タイヤの構造部分が顏を見せているのが分かります。
 西山さんは「お、こりゃジーパンだなあ」なんて冗談で言ってましたけど。
 構造のワイヤーコードを樹脂ゴムでラミネートした「構造」に、コンパウンドを載せてタイヤとするんですけど、そのコンパウンドの大部分が剥がれたんですねえ。よくバーストしなかったもんだ。

 んじゃ、連続開催のニュルで。
 今度の日曜だからね。見逃すな!「BARの逆襲!」なるか!!!